熱帯魚水槽のバクテリア

2010年6月9日

バクテリアのもとって、本当に役に立つのでしょうか?実際に試してみました。使用したのは日本動物薬品のバクテリアアンプル、商品名は「バクテリア 水をきれいにする」と箱に書いてあります。

用意したのは45センチ水槽。フィルターはエーハイム2215。テストにならないので吸着濾材は一切つかいません。テストフィッシュは5匹のキアトファリンクス・フルキフェールです。底にはサンゴ砂を敷いています。

こうしてセットしたばかりの水槽、もちろんバクテリアなどいるはずもなく、この状態での飼育がいかに危ういことかは熱帯魚、特にアルカリ性を好む種類を飼育されている方ならおわかりいただけるのではないでしょうか。

ここに「バクテリア 水をきれいにする」を入れてみました。アンプルのようなプラスチックの容器にバクテリアが入っているらしく、これを吸盤で水槽内に取り付けて使うようです。

その効果のほどは……、予想以上のものでした。セット直後にキアトファリンクスを入れ、その日のうちにエサを与えましたが、全く水が濁らず、いたってクリアです。

……それから二ヶ月。ちらほらと茶ゴケは発生するようになりましたが、もう十分に環境は安定しています。そして、あえて一度も水換えをしなかったのですが、キアトファリンクスはすこぶる調子が良いです。バクテリアのもとというのはなかなかの掘り出しものと言えそうです。

キアトファリンクス

2010年4月10日

キアトファリンクス・フルキフェールの幼魚を入手しました。タンガニイカ湖産のアフリカンシクリッドで、強烈な青い輝きが魅力的な種類です。

幼魚のうちは全身が銀色で、しかも目がとても大きく、その上いつも群れを作っているので、なんとなくアジを連想してしまいました。

沈降性の粒状飼料、浮上性の粒状飼料、フレークフードを少量ずつ与えてみたところ、目の前に流れてくれば何でも食べてくれました。ただし、いつも底の方ばかりウロウロしているので、浮いているエサには知らんぷりです。

今は5センチくらいですが、口は想像以上に小さく、かなり細かいエサを選んできたつもりが、やっと口に入るといった具合。しばらくはグッピーフードが主食となりそうです。

サカサオトシン

2010年2月15日

小型熱帯魚のコミュニティータンクへ浮上性のエサを与えたところ、何匹もいるオトシンクルスのうち、一匹だけが水面を逆さに泳ぎながら浮いているエサを探していました。同じ底の生き物では、エビやドクターフィッシュならよく見かける光景ですが、オトシンクルスがやっているのは初めて見ました。

同じ種類を何匹も飼育しながら注意深く観察していると、一匹だけ変わった行動をする個体を発見することがあります。熱帯魚には意外に多くの例外があるようで、何匹も飼ってみて初めてわかることがあったりするのですよね。

CO2キット

2010年2月8日

テトラ社のCO2キット、エーハイムパワーフィルターとも違和感のない美しい外観が気に入って使っています。メンテナンスしながらけっこう長いこと使っていたのですが、さすがにもうダメそうだったので、新しいCO2キットを購入してきました。

さっそくセットしてみると、さすがにCO2の拡散は驚くほどスムーズに。見た目以上に性能はかなり劣化していたようです。CO2はパールグラスのために添加していますが、本当に輝くようなグリーンで、いつも癒されています。

グラミーの鳴き声

2010年1月29日

水槽から軽快な音が聞こえてきます。ただいま午前2時半、照明は消えているので水槽に差し込むのは部屋の明かりしかありません。アヒルのようなカエルのような、なんとも言えない小気味好い音です。

音の主はピグミーグラミー。本来はピグミークローキンググラミーと呼ばれるように、鳴くことで知られる熱帯魚ですが、実際に鳴いてくれるようになるまでは飼いこんで成熟してもらうのに4ヶ月かかりました。

寒さに強いドクターフィッシュ

2010年1月26日

ドクターフィッシュをカリーナで育てていますが、気温の下がってきた今も活発に泳ぎまわっています。ヒーターは入れていないので水温は8度くらい。でもエサ食いもすごくて元気いっぱいです。水面に浮いた粒状のエサを頑張って立ち泳ぎで食べています。濾過器は使わずに水草だけで育てています。

ドクターフィッシュは温泉のような高温にも強いせいか、ショップでさえ寒さに弱いと思い違いされているところもあるようですが、この手の熱帯魚って、たいてい寒さにも強いんですよね。ちなみに吸盤のような口はエサを削り取る力も強力ですが、コケ取りとしては全くだめでした。オトシンクルスでさえ食べるような珪藻にも無関心で、コケは生え放題です。

格安エンドリケリー

2010年1月23日

帰りがけに熱帯魚ショップによってみたら、ポリプテルス・エンドリケリーの幼魚たちが1匹498円で売られていました。セールでもないのに498円だなんて、さすが量販店、エンドリケリーもずいぶんと安くなったものです。

30年くらい前はエンドリケリーを含め、ビチャータイプのポリプテルスはどれも40万円くらいが相場でしたが、当時、夢の熱帯魚だったエンドリケリーが今やワンコインで買える時代なんですね。

水槽に空きがあればぜひ欲しいところですが、すでにポリプテルスは定員オーバー。残念ながらおあずけです。

帰ってきたヤマトヌマエビ

2010年1月18日

ヤマトヌマエビのいた水槽に大人しいミナミヌマエビ10匹を代役として入れていたのですが、コケの爆発的な繁殖力の前には食べても食べても追い付かず、結局、水槽はコケだらけになってしまいました。

仕方がないのでミナミヌマエビを全て取り出し、10匹のヤマトヌマエビを呼び戻すことに。やはりヤマトヌマエビはコケ取りの迫力が違います。あれだけコケだらけだった水槽は、一晩で8割くらいのコケが消滅しました。

エサさえ十分なら熱帯魚にも危害は加えないようですし、コケが足りなくなったらエサを追加してあげることにします。

ヤマトヌマエビの楽園

2010年1月8日

10匹のヤマトヌマエビは大量のウィローモスが入った水槽で穏やかに暮しています。一方、ヤマトヌマエビのいなくなった熱帯魚水槽はコケが徐々に増加。そして最もコケの発生が著しいブセファランドラは、もはやマリモのような状態に。

そんなコケだらけのブセファランドラをヤマトヌマエビの楽園に入れると、どこからともなくたちまち集まってきて、すごい勢いでコケをむしりとっています。これはかなり強力です。

とりあえずこんな感じで、コケの生えた水草はヤマトヌマエビの水槽でコケを食べてもらってから、またレイアウト水槽に戻すようにしようと思います。

ビーシュリンプ

ヤマトヌマエビ大暴れ

2009年12月29日

すっかりコケを食べ尽くしたヤマトヌマエビが、とうとう同居の熱帯魚をターゲットにしはじめました。照明が消えて暗くなったらアタック開始。なぜかアカヒレやカージナルテトラなどには目もくれず、ネオンドワーフレインボーだけが全てのヤマトヌマエビ達の集中攻撃を受けています。ヤマトヌマエビにしがみつかれては振り払いの繰り返しですが、今のところは無事です。というわけでヤマトヌマエビ達を退場させることにします。

ビーシュリンプ

ミクロソリウム増殖中

2009年12月21日

ミクロソリウムが活発に増殖しています。新しい株の新芽もかなり巨大で、すぐに大きくなりそうです。CO2にはテトラのCO2キット、そして少量の「ADA be-Green」を毎日、水槽に投入しています。ヤマトヌマエビによってコケはほとんどなくなったので、水槽内はとてもきれいです。

アンティーク水槽

ヤマトヌマエビ7日目

2009年12月13日

ヤマトヌマエビがやってきてから一週間、糸状のコケはほとんどなくなりました。ブセファランドラにしばしば見られるタワシのようなコケはさすがに残っていますが、それでさえも明らかに減っています。

エサが十分に足りているせいか、よく言われるような熱帯魚への捕食もなく、いたって平和です。コケ取りの見事な仕事ぶりもさることながら、丈夫で美しく、安価で入手できるヤマトヌマエビはやっぱり素晴らしいエビです。

ビーシュリンプ

チョコレートグラミー

2009年12月10日

チョコレートグラミーはもっとも好きな熱帯魚のひとつで、今日も水槽を元気に泳いでいます。それどころか、ネオンドワーフレインボーやパールダニオなどの気の強い種類を差し置いて、もっとも優位に暮らしています。

よくチョコレートグラミーは飼育が難しいと言われますが、とてもそうは思えません。入荷時の状態が悪ければ死んでしまうのは丈夫なラスボラやテトラの仲間でも同様ですし、購入の前に健康なチョコレートグラミーを見極めることさえできれば、かなり丈夫で飼いやすいです。

グラミー

ヤマトヌマエビ1日目

2009年12月7日

さすがにヤマトヌマエビが10匹もいると、熱帯魚水槽のコケは丸一日で半分くらいにまで減りました。ミナミエビは今もあちこちに貼り付いて、せっせとコケを食べています。この光景、何かに似ていると思ったら、アレです、ヤッターマンのビックリドッキリメカ。

それはさておき、やはり糸状のコケ対策には圧倒的な駆除力のあるヤマトヌマエビが優秀ですね。ときどき触覚の手入れをする仕草も愛らしく、改めてヤマトヌマエビの魅力を感じています。

ビーシュリンプ

ヤマトヌマエビ

2009年12月6日

熱帯魚の水槽に10匹のヤマトヌマエビがやってきました。ショップのきれいな水槽でハラペコなエビたちは、水合わせ用のプラコップの中から、コケだらけの水槽を眺め、早く出してくれと言わんばかりに水面にやってきて、今にも飛び出しそうな雰囲気。

プラコップが傾いて少し沈んでしまうと、待ってましたとばかりに一瞬にして水槽にちらばり、そこら中のコケに手当たり次第がっついていました。

オトシンクルスやサイアミーズフライングフォックスでは取り切れなかったコケばかりですが、はてさてどうなることやら。

ビーシュリンプ