バクテリアのもとって、本当に役に立つのでしょうか?実際に試してみました。使用したのは日本動物薬品のバクテリアアンプル、商品名は「バクテリア 水をきれいにする」と箱に書いてあります。
用意したのは45センチ水槽。フィルターはエーハイム2215。テストにならないので吸着濾材は一切つかいません。テストフィッシュは5匹のキアトファリンクス・フルキフェールです。底にはサンゴ砂を敷いています。
こうしてセットしたばかりの水槽、もちろんバクテリアなどいるはずもなく、この状態での飼育がいかに危ういことかは熱帯魚、特にアルカリ性を好む種類を飼育されている方ならおわかりいただけるのではないでしょうか。
ここに「バクテリア 水をきれいにする」を入れてみました。アンプルのようなプラスチックの容器にバクテリアが入っているらしく、これを吸盤で水槽内に取り付けて使うようです。
その効果のほどは……、予想以上のものでした。セット直後にキアトファリンクスを入れ、その日のうちにエサを与えましたが、全く水が濁らず、いたってクリアです。
……それから二ヶ月。ちらほらと茶ゴケは発生するようになりましたが、もう十分に環境は安定しています。そして、あえて一度も水換えをしなかったのですが、キアトファリンクスはすこぶる調子が良いです。バクテリアのもとというのはなかなかの掘り出しものと言えそうです。